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【アメリカ】ゼネラル・ミルズと米魚類野生生物財団、リジェネラティブ農業で提携。中西部で

穀物世界大手米ゼネラル・ミルズと米魚類野生生物財団(NFWF)は5月11日、米国の五大湖盆地とグレートプレーンズ南部のリジェネラティブ農業を展開していくことで提携を発表した。NFWFのプロジェクト「Sustain Our Great Lakes and Conservation Partners」を通じてプログラムを導入する。

リジェネラティブ農業は、天然の自然環境に近い状態で農業を行う概念。土壌と生態系への弊害を最小化し、土壌の生産性を回復。生物多様性を最大化し、地域コミュニティのレジリエンスを向上させることができる。二酸化炭素吸収型の農業としても注目を集めている。

【参考】【アメリカ】ゼネラル・ミルズ、2030年までに100万エーカーで「リジェネラティブ農業」展開(2019年3月7日)

今回のパートナーシップでは、現地で農家に直接アドバイスする専門家の採用を支援。現地主導型のプログラムとすることで、土地柄にあった生産者独自の目標や経験、リスク許容度等に応じたプログラムに仕上げる。今回対象となった五大湖盆地とグレートプレーンズ南部は、魚類や野生生物の生態系としても重要な地区。ゼネラル・ミルズにとっても、リジェネラティブ農業で重要な原材料を調達できるメリットがある。

今回のリジェネラティブ農業プログラムでは、土壌と生態系の劣化を最小限にとどめ、同植物の種を豊富にしていく。それにより被覆された土地を保全しつつ、地中の根による二酸化炭素固定を活用する。活動を通じ、被覆作物、輪作、不耕起栽培、農場河岸緩衝と湿地強化、優れた放牧慣行、草地マネジメント等の技術を現地で蓄積することができる。

【参照ページ】General Mills and NFWF announce partnership to accelerate the adoption of regenerative agriculture

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