【国際】水野弘道PRI理事、退任。国連事務総長特使に専念。理事ポジションは再び選挙へ

水野弘道・元年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事兼CIOは、このほど、GPIF理事就任直後から務めていた国連責任責任原則(PRI)理事を退任した。

水野氏は、PRI署名機関の選挙を勝利し、2016年に日本のアセットオーナー初のPRI理事に着任。以後、改選を経て約4年半、PRI理事に従事してきた。アセットオーナーからの理事のポジションは、再びPRI署名機関の選挙によって選任される。GPIFから再び立候補者を出すかは不明。2021年には今回生じた空席ポジションも含め、アセットオーナーでは4ポジションの選挙が予定されている。

同氏は、国連のアントニオ・グテーレス事務総長により、2020年12月にイノベーティブ・ファイナンス&サステナブル投資担当特使に任命。1月から役務を開始してた。特使の役割は、国連持続可能な開発目標(SDGs)と2030年アジェンダの達成に向けた官民投資の拡大に向けた国際的な官民ダイアログを担当するというもの。

【参考】【国際】国連事務総長、水野弘道・元GPIF理事をSDGsファイナンス特使に任命。コロナ禍での調整役(2021年1月1日)
【参考】【金融】ESG投資をリードしてきたPRIの行方 〜PRI in Person 2016参加レポート〜(2016年9月7日)

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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