Sustainable Japan特別提供記事
【アメリカ】ペプシコ子会社フリトレー、ディーゼル車両を全面ゼロエミッション車に転換
食品世界大手米ペプシコの菓子製造子会社フリトレーは3月25日、米カリフォルニア州モデストにある菓子工場で、カリフォルニア州政府の協力も得て2019年に始動した二酸化炭素排出量削減のための大規模投資プロジェクトの成果を発表。二酸化炭素排出を総量で50%削減できたことを明らかにした。
同プロジェクトは、フリトレーの全米最大規模の工場で、ディーゼル燃料車両を全て、ゼロエミッション(ZE)もしくはほぼゼロエミッション(NZE)のものに全面転換するというもの。カリフォルニア州政府が、炭素排出量取引制度(ETS)で得た歳入を活用した「カリフォルニア気候投資(CCI)」から助成金も得ていた。プロジェクト総予算は3,080万米ドル(約34億円)。
同プロジェクトでは、テスラ、ボルボ・トラック、クラウン、BYD、ANG、Café Coop、メリトール、ピータービルト、CALSTART、カリフォルニア大学 リバーサイド校環境研究技術センター(CE-CERT)、ChargePoint、Project Clean Air等が参画した。
実施した内容は、まず、トラック約60台を、EVトラックもしくは、ガス駆動トラックに転換。使用するガスは、再生可能ガスに転換した。さらに、EV充電ステーションや、再生可能ガス補給ステーションも完備し、従業員向けのEV充電ステーション、オンサイト太陽光発電所、蓄電施設も備えた。2021年にはさらに15台のEVトラックが導入される予定。