【国際】国連、コロナ・ワクチンの公平な配分でキャンペーン展開。先進国寡占を課題視

国連は3月11日、新型コロナウイルス感染症ワクチンに関して、世界中に公平なアクセスを要求するキャンペーン「Only Together」を発足した。世界中全ての国で、医療従事者や社会的支援が必要な人からワクチンを受けられるよう国際協調を求めていく。

現在、新型コロナウイルス感染症による死者は世界で250万人を超える。感染防止のためにはワクチンが有効な手段となっており、今後、世界中で前人未到のワクチン接種を展開していく必要がある。

現在、世界では国際的なワクチン配分スキーム「COVAX」が展開されており、加盟国は現在190ヶ国。国連は2021年末までにCOVAX参加国の30%の人口でワクチン接種を完了することを希求している。しかし、現状では先進国が生産ワクチンの80%を調達してしまっており、国連の計画とは真逆の方向に進んでいる。

【参照ページ】UN launches new campaign, Only Together, to support global vaccine equity call

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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