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【ヨーロッパ】Tabula、EU気候ベンチマーク規則のPAB基準準拠の社債ETFをクセトラに上場。世界初
英投資運用Tabula Investment Managementと独インデックス開発Solactiveは1月14日、EU気候ベンチマーク規則の「EUパリ協定整合ベンチマーク(EU PAB)」に準拠した世界初の債券ETF(上場投資信託)を設定した。Tabula Investment Managementが、ドイツ取引所グループのクセトラに上場した。
【参考】【EU】欧州委、EU公式の気候ベンチマークを採択。委任法令で制定。サステナブルファイナンスの一環(2020年7月26日)
今回設定したETFは、「Tabula EUR IG Bond Paris-aligned Climate UCITS ETF」。同ETFのベンチーマークは、ユーロ建ての投資適格社債を対象とした「Solactive Euro IG Corporate Index」をユニバースとし、「EUパリ協定整合ベンチマーク(EU PAB)」基準に合わせてSolactiveが運用する債券インデックス「Solactive ISS Paris Aligned Select Euro Corporate IG Index」。
「EUパリ協定整合ベンチマーク(EU PAB)」は、ポートフィリオのカーボンフットプリントについて、気候変動緩和のための二酸化炭素排出量の基準が設けられている。また、Solactiveのインデックスでは、人権、著しい環境破壊、問題のある武器の取扱い等の基準に抵触する企業は投資除外される。
同ETFのスウェーデンクローナで為替ヘッジしたシェアクラスも用意され、こちらはシカゴ・オプション取引所(Cboe)に上お樹脂た。