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【アメリカ】ダウ、STEM教育でアフリカ系米国人に包括支援発表。構造的な人種問題に対抗
化学世界大手米ダウは11月18日、米国での構造的な人種不平等と戦うため、アフリカ系米国人のビジネス・テクノロジー分野のキャリア支援プログラム「歴史的黒人大学(HBCU)ビジネスチャレンジ」に対し、510万米ドル(約5.3億円)以上を寄付すると発表。米フロリダA&M大学、ハワード大学、ノース・カロライナA&T州立大学、プレイリー・ビューA&M大学、サザンユニバーシティ A&Mカレッジと協働する。
今回の寄付は、2020年初頭の50万米ドル(約5,213万円)を皮切りに、2024年までを通じて総額510万米ドル(約5.3億円)を投ずる。
寄付プログラムでは、まず、アフリカ系米国人の大学理系進学を増やすため、今回協働の5大学周辺の高校の理系の先生向けの教育技能支援プロジェクト「Lead The Way」に25万米ドル(約2,600万円)を寄付。続いて、進学した学生の教育の質を充実させるため、持続可能な化学、グリーン化学、サプライチェーン、ファイナンス、工学に関するカリキュラム開発を支援。さらに博士号取得者を増やすため、学部生、大学院生、教授陣に毎年1年間の実践研究の場を提供し、ダウからのメンターや、産業研究への参画等の機会も与えられる。
また同社は、「STEM奨学生の未来イニシアチブ(FOSSI)」にも寄付。アフリカ系米国人のSTEM分野での学位取得のために、毎年HBCU参画大学の学生10人に奨学金を提供。ダウからのメンターや、インターンシップの機会も提供する
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