【アメリカ】ディアジオ、HBCUに10.5億円寄付。アフリカ系米国人学生の学習およびキャリア支援
飲料世界大手英ディアジオ米国法人は2月3日、米国のHBCU(歴史的黒人大学)25大学に対し、総額1,000万米ドル(約10.5億円)を寄付し、アフリカ系米国人学生向けの奨学金を付与する基金を創設すると発表した。
対象大学は、アラバマA&M大学、アラバマ州立大学、ボウイー州立大学、クラークアトランタ大学、デラウェア州立大学、ディラード大学、フィスク大学、フォート・バレー州立大学、フロリダ A&M大学、グラムリング州立大学、ハンプトン大学、ハリス・ストー州立大学、ハワード大学、ジャクソン州立大学、ケンタッキー州立大学、モアハウス大学、モーガン州立大学、ノーフォーク州立大学、ノース・カロライナA&T州立大学、ノース・カロライナ・セントラル大学、テネシー州立大学、タスキーギ大学、ヴァージン諸島大学、ウィンストン・セーラム州立大学、ザビエル大学。同大学所属の学生は、専攻に関わらず、奨学金を受けることができる。
ディアジオは、アルコール飲料業界の変革のため、今後数年間、学生にインターンシップの機会を提供。将来のキャリアに向けた支援や、消費財業界でのキャリアの開始の支援を行う。同社は、学生の従来学習を補完するため、選択した教育機関でのイノベーションハブの設立も検討中。学生と教員に向けた講師の派遣や、カリキュラム開発支援、メンターシップの提供を行う。
今回のアクションは、同社イニシアチブ「African Heritage Business Resource Group(A.H.E.A.D)」が主導。同社はこれまでも、全米都市同盟や米黒人地位向上協会(NAACP)弁護基金、「100 Black Men of America」とパートナーシップを締結。アフリカ系米国人コミュニティの平等性、社会正義、経済発展を支援している。