【国際】S&Pグローバル、ESG評価「CSA」で60業種の1位企業公表。日本企業は5社

金融情報世界大手米S&Pグローバルは11月16日、同社の「SAM」ブランドで実施しているESG評価「Corporate Sustainability Assessment(CSA)」の2020年調査で、各業種のトップ企業を公表した。CSAは、S&Pグローバルのインデックス開発子会社S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが運営しているESG株式インデックス「DJSI」で活用されている。

【参考】【国際】ダウ・ジョーンズ、ESGインデックス「DJSI」の2020年銘柄入替発表。日本企業の新採用は10社(2020年11月18日)

今回公表されたのは、24大分類で60業種の世界首位の企業。日本企業は5社が各業種で首位となった。

  • 商社・流通:伊藤忠商事
  • 住宅メーカー:積水ハウス
  • 交流メディア、サービス、家庭エンターテイメント:Zホールディングス
  • 小売:丸井グループ
  • 航空:ANAホールディングス

主要業種では、自動車はBMW、自動車部品はピレリ、総合金融はUBS、保険はチューリヒ保険、電気電子はシュナイダーエレクトリック、家電はLG電子、アパレルはモンクレール、ホテルはヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス、消費財はユニリーバ、日用品はコルゲート・パーモリーブ、医薬品はロシュ・ホールディング、ソフトウェアはSAP、不動産はデクサスだった。

日本以外のアジア企業も多数入った。特にタイが8社で健闘。韓国も製造業・建設分野で4社入った。

  • 産業コングロマリット:SKホールディングス(韓国)
  • 家電:LG電子(韓国)
  • 電子部品:デルタ電子(台湾)
  • 建設:現代建設(韓国)
  • 鉄鋼:現代製鉄(韓国)
  • 石炭:バンプー(タイ)
  • 石油開発:PTT公開(タイ)
  • 石油精製:タイ・オイル(タイ)
  • 化学:PTTグローバル・ケミカル(タイ)
  • アルミニウム:ヒンダルコ・インダストリーズ(インド)
  • 建材:シャム・セメント(タイ)
  • 一般小売:統一超商(台湾)
  • 飲料:タイ・ビバレッジ(タイ)
  • 外食:ヤム・チャイナ・ホールディングス(中国)
  • 交通:BTSグループ・ホールディングス(タイ)
  • 通信:トゥルー・コーポレーション(タイ)

【参照ページ】DJSI Industry Leaders

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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