【映画で深めるSDGs】『もったいないキッチン』

ノーベル平和賞を受賞者のワンガリ・マータイさんが世界に広めた「MOTTAINAI」という言葉。3R(Reduce、Reuse、Recycle)に「Respect(尊敬の念)」の意味も加わった美しい日本語とされていますが、その発祥地である日本は、実は食料廃棄が最も深刻な国の一つです。

オーストリア出身で、ジャーナリスト・ドキュメンタリー映画監督のダーヴィド・グロスさんは、自身が出演し、廃棄食料でオリジナルレシピを開発しながら旅をするというロードムービーの制作に乗り出しました。キッチンカーに乗り会いにいくのは、全国各地で持続可能な未来を目指す様々な職種のプレイヤー。

同じくダーヴィド・グロス監督が手がけたキッチン付き廃油カーでヨーロッパ5カ国を旅した『0円キッチン』(2017年1月に日本でも劇場公開)は、《ドーヴィルグリーン国際映画祭 2015 ドキュメンタリー部門 銀賞》《カンヌ コーポレートメディア&TV大賞2015 自然・環境・エコロジー部門 シルバードルフィン賞》の2賞を受賞。日本でも各地で市民上映会が行われ、数々の活動に繋がりました。

今回の『もったいないキッチン』は2019年5月20日(月)~6月15日(土)まで、1都2府10県で全21のストーリーを撮影、公開は2020年夏頃の予定。(グルメプレス編集部 プレスリリースより)

ものを大切にする精神が「もったいない」という特定の単語として生まれた日本で、どんな作品ができるのか注目が集まっています。

【映画の概要】

  • 種類:ドキュメンタリー映画
  • 長さ:75-90分
  • 監督:ダーヴィド・グロス
  • 企画:ダーヴィド・グロス、関根健次 プロデューサー:関根健次
  • 出演:ダーヴィド・グロス、塚本ニキ ほか
  • 制作:ユナイテッドピープル
  • 関連映画『0円キッチン』 http://unitedpeople.jp/wastecooking/

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