【イベントレポート】G20閣僚会合及び「G20 イノベーション展」が軽井沢で開幕 海洋プラごみ対策の機運高まる
6月15日及び16日に、環境省・経済産業省主催の「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合(以下、軽井沢会合)」及び併設イベントである、「G20 イノベーション展」が開催された。
会合では、①イノベーションの加速化による環境と成長の好循環(環境大臣とエネルギー大臣との合同セッション)、②資源効率性・海洋プラスチックごみ(環境セッション)、③生態系を基盤とするアプローチを含む適応と強靱なインフラ(環境セッション)」について議論し、コミュニケ及びその付属文書をとりまとめた。
また、併設イベントである「G20 イノベーション展」では会合のテーマをもとに水素エネルギー、イノベーションと地域循環共生圏、海洋プラスチックごみ対策をテーマに日本の最先端のエネルギー・環境関連技術の展示を行った。原田環境大臣がウィーラーアメリカ環境保護庁長官らとともに同会場を視察して回るなど各国の要人たちからの注目を集めた。
「G20イノベーション展」最新の技術を一般公開(見出し)
「G20 イノベーション展」は子供や学生から大人、お年寄りまで幅広い年齢層の方に一般開放され、91の企業や団体、長野県からは8の企業や団体が展示を行い会場は盛り上がりを見せていた。特に海洋プラごみ対策のブースが集まるフロアは、一般の見学者、報道陣が集まった。
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https://www.g20karuizawa.go.jp/exhibition/exhibitors/
同展示会場では訪れた人々の目を惹く展示も多く、環境問題に関心を持つ子供と訪れる親子の姿も多かった。夏休みの自由研究のテーマを探しに展示会場を訪れた小学生が熱心に展示スタッフに展示内容について質問をしている姿が見受けられた。
安倍晋三首相は地球規模の課題となっている海洋プラスチックごみへの対応を「G20大阪サミットの最大のテーマの一つ」と宣言しており、海洋プラごみ含むSDGsテーマについてG20大阪でさらなる議論が展開される。