文部科学省、経済産業省、環境省は3月23日、政府が掲げる2050年カーボンニュートラルに向け大学の貢献を高める宣言「カーボン・ニュートラル達成に向けた大学等の貢献に係るステートメント」を発表。120の国公私立大学等が声明に加わった。

今回のステートメントでは、大学等に対し、教育・研究・社会貢献活動を通じて、国や地域の政策やイノベーションの基盤となる科学的知見を創出することを期待。「総合知」の創出と分野融合を通じ、技術イノベーションのみならず経済社会システムのイノベーションを加速することを促した。また、環境分野における人材育成やリテラシー向上も盛り込むとともに、大学キャンパスでのゼロカーボン化も謳った。

また、2021年夏に「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」も発足する。すでに、今回のステートメントに参加した120の国公私立大学等が、コアリションに参画することが決まっている。