取組事例
【海外事例】フットボールで、人をつなぐ
ニューヨーク本部で行われた国連総会にて
ある女の子がボール技を披露し、観衆を惹きつけました。
パリ近郊に住むリザ・ジムーシュさんは、
フリースタイルフットボールで今注目を集めている19歳の女の子です。
フリースタイルフットボールとは、サッカーボールを使ってパフォーマンスを行うスポーツですが、10歳でフットボールを始めた頃「女の子がフットボールをやっている」ことは、男の子からあまり良い目で見られなかったそうです。14歳からはフリースタイルフットボールに専念し、インスタグラムなどのSNSで動画を投稿するようになります。インスタグラムでは現在200万人のフォロワーがいます。
動画を観てみると…アクロバティックで、まるでダンスをしているかのような独特な動き!ボールの代わりにスマートフォンを使ったり、一見手品をしているかのような、ユニークな動画も載っています。
動画が知られ渡った今では、以前は相手にされなかった”男の子たち”から、対決を申し込まれるようになったそうです。
SDGs17の目標に、ジェンダー平等があります。
女性、女子の能力向上という課題において
スポーツは重要な手段であるとされています。
リザさんにとってフットボールは女性が男性と対等に行えるスポーツ。この10年で考え方が大きく変わり、フットボールで遊ぶ女の子も増えていると感じているそうです。
「ボールを道に置けば、肌の色や人種は重要ではない。男女誰もがボールに吸い込まれる」とリザさんが話す通り、フットボールは人と人を繋いでくれる存在なのかもしれません。