【国際】金融機関と環境NGO、2021年COP26に向け脱炭素化加速で結束強化。FCCMの活動を支持
金融機関イニシアチブとNGO17機関は12月12日、2021年の第26回国連気候変動枠組条約グラスゴー締約国会議(COP26)の議長国英国と、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局が運営する国際キャンペーン「Race to Zero」と協調していく共同声明を発表した。非国家アクターをカーボンニュートラルに自主的に動くよう働きかけていく。
今回の共同声明に参加したのは、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)、国連責任投資原則(PRI)、AIGCC、IGCC、IIGCC、Ceres、CDP、世界自然保護基金(WWF)の8機関。
COP26では、金融機関とNGOの協働プラットフォームとして「Finance Coalition Coordination Mechanism(FCCM)」が組成されており、17団体が構成メンバーとなっている。E3Gが事務局を務め、構成メンバーは他に、UNEP FI、PRI、AIGCC、IGCC、IIGCC、Ceres、CDP、WWF、アジア・サステナブルファイナンス・イニシアチブ(ASFI)、国際サステナブルファイナンス・センター(ISFC)、香港緑色金融協会、UKSIF、EuroSIF、カナダResponsible Investment Association、Bankers for NetZero、Make My Money Matter。各々が活動国の中で、具体的な戦略を立案している。
今回の共同声明は、8機関が結束を固め、FCCMの活動を支持し、他のメンバーにも参加を募る狙いがある。COP26でも8機関が連携し、音頭をとっていくとみられる。
【参照ページ】Key actors unite to support finance action ahead of COP26
Sustainable Japanの記事をもっと読みたい方はこちらから
※一部、有料会員記事もございます