【SDGs TV】実施手段を強化し、「持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップ」を活性化する

これまでの16の目標を総合的に達成するためには、利害を超えて多様な主体が知恵や能力を出し合うパートナーシップをもって取り組むことが不可欠です。そのパートナーシップが求められる領域として、「資金」「技術協力」「人材育成」といった具体的な手段が掲げられています。

資金では、先進国を中心にODA(政府開発援助)を国家予算の一定率以上確保することや、開発途上国への継続的な投資の推進などで、国際的な協調が必要とされます。

また、技術協力を推進するとともに、人材育成を通じて開発途上国の課題解決力を高めたり、途上国にも開かれた公平な貿易システムを構築することも肝要です。

異なる背景を持った人たちが、多様な知見やアイデアを持ち寄ることで、クリエイティブな実施手法が生まれる可能性が広がります。SDGsの目標は相互に関連し合っているため、複数の目標に対して統合的に対処することが求められます。だからこそ、多くの人たちが参加し、豊かなパートナーシップを通じて取り組むことが期待されるのです。

日比 保史 氏(コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 代表理事)

国連開発計画(UNDP)NY本部アジア太平洋地域局プログラム・オフィサーを経て、2003年4月より、持続可能な社会の構築に取り組む国際環境NGOであるコンサベーション・インターナショナル・ジャパン代表理事兼本部バイスプレジデントとして、日本国内外での政策提言、企業との連携、広報・啓発活動などを推進・統括。特に、企業のCSR戦略や気候変動対策、ODA政策における生物多様性保全に取り組む。

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