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【SDGsコラム】「お肉がないのにBBQ!?」ビューティーフード協会代表 室谷真由美さんが仕掛ける、野菜主役の”Vege BBQ”に迫る


Vege BBQとはビューティーフード協会が手がけるお肉を一切使わない、野菜・植物由来の食材・調味料のみで楽しむBBQのこと。先日SDGsインタビューをさせて頂いたビューティーフード協会代表の室谷真由美さんから「今度植物由来の食材だけを使った”Vege BBQ”を開催するから良かったら遊びにおいで」とお誘いを頂いた。嬉しいお誘いに喜ぶ反面、一瞬脳が思考を停止…。BBQといえば、肉、肉、肉!!!ーとお肉が主役である。

「BBQなのに野菜だけ???主役はお野菜、そんなBBQが本当に存在するのか!?」

ビューティーフード協会代表、ビーガン・マクロビオティックのプロの室谷真由美さんが手がける”Vege BBQ”と”ビーガン食”の実態を知るためにSDGs UNITED ライターが潜入取材をしてきた。

Vege BBQ開催当日、取材のために1時間ほど早くVege BBQの会場に到着すると会場内はすでに美味しい匂いで包まれていた。今回のVege BBQのシェフは室谷真由美さん、和食料理人の鈴木さん、表参道のビーガン・ベジタリアンメニューを多数取り揃えるイタリアンレストラン”GENTLE”の総料理長の加藤さんの3名。

写真:左からイタリアンレストラン”GENTLE”の総料理長の加藤さん、和食料理人の鈴木さん、室屋真由美さん。

Vege BBQのシェフ3名とスタッフの方が忙しそうに準備をしている様子を横目に、どのような食材が今回のVege BBQで使われるのか探るべく会場内を探索すると、ヴィーガン料理とは縁のないはずであるチーズを発見した。「今日はVege BBQだから牛乳から作られるているチーズはこの会場にあってはならないものなのでは?」と訝しげな顔をしていると「そのチーズはスコットランドから輸入しているビーガンチーズで植物性のものからできているんだよ」と一人の男性が教えてくれた。

写真:ヴィーガンのバックグラウンドが一切ない筆者にとってヴィーガンチーズは目からウロコの存在であった。

ヴィーガンチーズについて教えてくださった男性の方はヴィーガン歴24年、長い間スコットランド産のヴィーガンチーズを食べていたのだが、ある時そのチーズの輸入がストップしてしまったため、現在はご自身でスコットランド産のビーガンチーズの輸入を行なっているとのこと。

ヴィーガンチーズということで、野菜のような風味を想像していたが実際に試食をしてみると味はまさにチーズそのもの。動物由来のものを一切使わず、この滑らかでクリーミーかつ濃厚な味わいはどのように作られているのか。Vege BBQ開始前からすでにヴィーガンの世界の奥深さを予感することとなった。

Vege BBQにチーズがあることにも驚いたが、さらに驚いたのがお皿の上に綺麗に盛られた唐揚げ串とソーセージと野菜のスティック。「まさかこれも植物性のものなのか…?」恐る恐る真由美さんに聞いたところ「大豆ミートと言って大豆からできているお肉で、食感もお肉みたいで歯ごたえもしっかりしているんだよ」とのこと。

写真:写真右ベジソーセージピンチョス、写真左下に写っているのは大豆ミートのねぎま風 BBQソース

そのほかにも豆乳マヨネーズ、アボカドオイル、グルテンフリーの玄米粉入りノンフライ乾麺、おからこんにゃくなど普段出会わないような不思議な食材と出会う。

ヴィーガン料理界の独特な食材たちで作られたVege BBQのメニューは、天然酵母自家製ヴィーガンsheeseピザ、ヴィーガンカルビトルティーヤ巻き、ヴィーガン餃子、ヴィーガン豆腐のテリーヌ、ヴィーガン焼きそば、アボカドオイルドレッシングのビューティーサラダ、大豆ミートのねぎま風BBQソース、キノコのホイル焼き、ベジソーセージピンチョス、オーガニックヴィーガンアイス、ヴィーガングルテンフリーマフィンと実に盛りだくさん。

写真:色とりどりのVege BBQのメニューを前にどれから食べるか迷ってしまう。

Vege BBQ に参加している人はヴィーガン・ベジタリアンの人はもちろん、「普段はヴィーガン生活をしているわけではないけれどヴィーガンに興味があって…」という人まで様々である。普段ヴィーガン生活をしていない参加者にとってVege BBQのお料理は驚きの連続で「これもお野菜からできているの!?本当にお肉を使っていないの!?」「四種類のビーガンチーズが美味しくて、何回も食べちゃいました!」「全部野菜でできているけど、結構お腹いっぱいになる!」という声があがった。

ヴィーガンの参加者からは「ヴィーガン、グルテンフリーのお店に行きたくても、なかなか友達を誘えない。都内にはヴィーガンのお店があるけど、横浜にはなかなかなくて。いつもは、野菜を蒸して食べるーなど、すごくシンプル。みためも綺麗でヴィーガンに見えない!」との感想があった。

写真:Vege BBQ会場の建物の屋上で太陽の恵みを感じながらお料理を頂いた

私が潜入取材させて頂いたVege BBQは7回目の開催。毎年多くの人をヴィーガン料理の世界へと誘うVege BBQを主催する室屋真由美さんは「はじめてビーガン料理を食べる人も多かったので、ビーガンの特徴であるお肉もどきやチーズなど、ほかではあまり食べられない食材を美味しく楽しく食べる機会を作りたいんです。これ何からできてるの!?という驚きと発見があると楽しいですよね」とVege BBQへのこだわりを語ってくれた。

「日本では自分の周りにヴィーガンの人がいないことが多くて、だからこういう場に来ると仲間がいることの安心感があります。Vege BBQで出会い繋がってその後一緒にランチに行ったり。SNSの時代だけど、直接会って話せるリアルな場、ご縁をつなげる場としてのVege BBQ。ぜひ皆さんにビーガンって美味しいという体験をしてもらいたいです」

写真:参加者の方にVege BBQメニューの説明をする真由美さん

ヴィーガンのイメージを良い意味で覆してくれるVege BBQ。動物性由来のものを一切使えないヴィーガン料理はハードルが高いように感じてしまうが、動物由来のものが使えないからこそ新しいアイデアが生まれ、食の創造性へとつながる。

驚きと発見に溢れるヴィーガン料理は、私たちの食の世界観を広げてくれそうだ。ヴィーガンの世界を覗いて見たい方はぜひVege BBQに足を運んでみてはいかがだろうか?

ビューティーフード協会ホームページ:
https://www.beautyfood-life.com/

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Author

福永夏輝

SDGs United 事務局
福永夏輝(Natsuki Fukunaga)

立教大学大学院MIB(Master of International Business)卒、"持続可能な発展"をテーマにスウェーデンに1年間留学した後、地元埼玉県で"インバウンド観光と地域ブランド"をテーマに活動を行う。その活動の一環で埼玉県小川町と出会い、現一般社団法人the Organicインターン生として奮闘中。