【イベントレポート】『Earth Day Tokyo 2019』大盛況でした!!

毎年、4月22日は『アースデイ』(地球の日)。世界中で私たちが暮らす「地球」について考える日です。

南極の氷が溶けて海面が上昇していること、毎日お腹をすかせて亡くなる人々がたくさんいること、原発事故のこと…。最近では、誰もがこのような重大なテーマを意識し、たくさんの団体が持続可能な社会を目指して動き始めています。

「アースデイ東京」は、毎年代々木公園にて、4月22日アースデイに一番近い週末に開催されています。地球環境を守る取り組みをしている企業や団体がテントをズラッと並べて出店。フード&ドリンク、雑貨、ロウソク作りのワークショップなどもあり、年齢問わず楽しめるイベントでした!ステージでも、音楽やトークなどが常時行われ、楽しみながら学べる内容になっていました!

当日は真夏の暑さでした!

「Everyday Earthday ~地球 1 個分の暮らし~」

国際シンクタンク「Global Footprint Network」2018年の調査で、世界の経済活動を維持するには「地球が1.7個分必要」と報告されました。

そして、日本人と同じ水準の暮らしを世界中の人がしたら、なんと…「地球が2.8個分必要」!!

アースデイ東京も2018年から「SDGs (Sustainable Development Goals)」を掲げてさまざまなプロジェクトに取り組んでいるそうです。日本こそ、まず日々の暮らしを見つめ直さなければいけない国だったのですね…。

SDGsとは
※SDGsとは…2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標(外務省HPより)

そこでアースデイ東京では、SDGsにも掲げられている「Transforming Our World(私たちの世界の変革)」の理念のもと、2019年のテーマを「Everyday Earthday ~地球 1 個分の暮らし~」としました。

パンフレットにも…!「地球1個分の暮らし」(アースデイ東京 公式Facebookページより)

「プラスチック」に代わるものって…?

代々木公園に到着したのが、ちょうどお昼時。お腹も空いたので、フードコーナーへ!飲み物は、ジュースやコーヒー、お酒…、フードもカレーやピザ、ピタパンサンドなど、目移りしてしまいます!

ビーガンメニューや自家製ドリンクも豊富でした。

ここでアースデイならではの取り組み「プラスチックフリーチケット」をご紹介します。

これは、「マイ食器」「マイバック」を提示すると先着2.000名に、50円引きチケットがプレゼントされるというもの。

最近話題の「マイクロプラスチック」問題。世界各国が続々とプラスチック製品の法規制を進める中、日本でも、4月から全官公庁で使い捨てプラスチック容器が原則禁止となったそうです。

中には、アースデイ内で購入した手作りの器でお昼を食べる人の姿も!

使った食器は一度布で拭いてから、水ですすいで次のお料理へ。とてもスムーズで、案外手間も感じないのに驚きました!

このプラスチック削減への取り組みはまだまだあって、

  • 東京都檜原村の大麦ストロー販売
  • 大川硝子工業所さんのびんの量り売り
  • 世帯別プラスチックゴミの展示

などなど、様々な場所で発見できました。

(アースデイ東京 公式Facebookページより)

天然素材の洋服や布小物…

アースデイ東京のオリジナルTシャツがあるということなのですが…なんと、オールオーガニックコットンでした!さらには、ロゴも八王子の南天の枝葉を使って1枚1枚手染めなのだとか…!

化繊(マイクロファイバー)は海洋汚染にもつながることから、オーガニックコットン素材になったそうです。

色みもナチュラルでかわいいし、さらにこれが次回開催資金の寄付金にもなるので、いいことずくめですね!

(アースデイ東京 公式Facebookページより)

会場内のブースを見渡すと、オーガニックコットン、リネン、竹繊維など、お肌にも地球にも優しい洋服や小物がたくさん見つけられました!

そして、さすがアースデイ!来場者の中にも、すでに天然素材の洋服を着こなす方たちが…!真似したくなるおしゃれさでした。

そのほかにも、「おカネ」で社会を変えようとするチャレンジとして、QRコード決済が体験できるエリアがあったり、普段は思いつかないような「ゴミアート」のワークショップなど、気になるブースがたくさんありました。

ステージがいくつもある…!

代々木公園のイベント広場にあるメインステージのみかと思いきや、会場内には特設ステージか設けられ、それぞれで常時、音楽、トーク、ダンスなどが行われていました。

1日目のメインステージでは、来場した子供達も一緒になって歌ったり踊ったりする姿が見られました。絶好のフェス日和で、ステージ前はノリノリの来場者で溢れていました。

また、2日目はイギリスで活躍されるデザイナーさんの「漁網ドレス」のショーが印象的でした。ダンサーの方も、魚が苦しむ様子を踊りで表現されていて、ショーの間中、海に思いを馳せていました。

(アースデイ東京 公式Facebookページより)

特設ステージでものんびりした癒しの歌声が流れていて、のんびりとお買い物が楽しめました。また、パーマカルチャーやエネルギーシフトなど、よく耳にするテーマについてお話が聞けたのも嬉しいポイントでした。 ORGANIC FESの最大の魅力であることは間違いない。

(イベント概要)

  • 開催:2019年4月20日(土)、21日(日) 時間
  • 会場 :代々木公園(イベント広場・ケヤキ並木)ほか
  • 運営 :アースデイ東京事務局

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